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リハビリテーション学科 義肢装具学専攻

2021.2.15

義肢装具学専攻1年生がオンラインで企業の見学実習を行いました

義肢装具学専攻1年生32人が2月2日、医療用コルセットやサポーターなどの製造販売を行うダイヤ工業(岡山市)の協力のもと、オンラインで会社説明や社内見学などの「見学実習」を行いました。

同実習は、学生に「義肢装具士」としての意識を早期から高めさせ、専門職としての職務意識、倫理観などを育成することを目的に実施。従来は、義肢装具や福祉機器の製作所、福祉施設などの現場を訪問していますが、今年度は、新型コロナウイルスの感染防止の観点から、オンラインでの実施となりました。

はじめに、同社人事部門Leaderの林大樹氏から事業内容や製造する商品などの説明がありました。その後、スマートフォンのカメラで中継しながら社内を移動。各部門の紹介や働く人たちのリアルな姿を見学しました。関係者以外立ち入りのできない場所も映像を通じて見学でき、オンラインの良さが生きた社内見学となりました。


会社説明や社内見学の様子

また、途中からは同社に勤務する本学卒業生の杉田雄也さんも参加されました。杉田さんは、学部卒業後、義肢装具士の国家資格を取得し、大学院医療工学専攻博士前期課程に進学。昨年4月から同社に入社され、開発部門で1年目から担当分野を任され、期待の若手社員として現在活躍されています。義肢装具士の知識を生かしながら、社内研修も担当しているという杉田さん。「学生のうちに夢や目標を立てて、そこに向かってチャレンジしてほしい」と学生らにエールを送りました。


学生からの質問に答える林氏と卒業生の杉田さん(右)

最後は、学生が順番に見学実習で学んだことや感じたことを振り返る発表会を実施。コロナ禍のなかで入学し、実践的な学びの機会が思うように得られていなかった学生らにとっては、初めて知ることや学ぶことも多く、オンラインでも有意義な見学実習となりました。

【学生らのコメントの一部】
・義肢装具士の資格は、企業でも生かすことができると知り、固定観念を捨てるべきだと学びました。
・「モノづくりは自己満足ではなく、使う人のことを考えることが重要」というお話が印象深く、常に意識することが大切だと感じました。
・新製品の開発は、一つの製品に複数の機能が備わっていることが求められていると知り、時代の変化に対応したモノづくりをする必要があると感じました。

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