学部トピックス

論文のタイトル：Upper and lower limb muscle strengths in elderly patients with heart failure are reduced without reduction in skeletal muscle mass

掲載誌：Journal of Rural Medicine

著者：Takuya Umehara、 Akinori Kaneguchi、Takahiro Yamasaki、 Nobuhisa Katayama、Wataru Kawakami、Daisuke Kuwahara、Nobuhiro Kito

論文の概要：

本研究の目的は、高齢心不全患者のSkeletal muscle mass index（SMI）、握力および5回椅子立ち上がり試験（5STS）を健常高齢者と比較し、心不全患者の骨格筋の特徴を明らかにすることとした。 高齢心不全患者は、健常高齢者と比べてSMIについて有意な差がなかったが、握力と5STSは有意に悪かった。階層的ロジスティック回帰分析の結果、年齢、性別、BMIから独立して握力と5STSが抽出された。本研究の高齢心不全患者は、骨格筋量が低下していないにもかかわらず、握力や5STSといった上下肢の筋力の指標が低下することが分かった。