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リハビリテーション学科 義肢装具学専攻

2021.4.5

学生団体「ROW」がスポーツ用車椅子のメンテナンスに初挑戦!

3月23日、東広島市内各施設の車椅子などの修理・整備を行う学生団体「ROW(Repair Of Wheelchair)」のメンバー7人が、スポーツ用車椅子のメンテナンスに初めて挑戦しました。

同団体は、義肢装具学専攻の学生が2019年9月に設立。商業施設や病院などで使用されている車椅子のメンテナンスを行い、知識の習得や技術の向上を図ってきました。

今回は、障がい者を対象とし、スポーツ体験による教育・育成事業などを行う特定非営利活動法人 D-SHiPS32から、同法人が運営するパラスポーツ用器具のレンタルサービス「カリスポ」で利用者が使用する「スポーツ用車椅子」のメンテナンス依頼を受けました。スポーツ用車椅子は、「ハの字」のタイヤやバンパーが設置されるなど日常生活で使用する車椅子とは異なる設計になっています。

メンテナンスでは、競技中の衝突時に足を保護する役目があり消耗の激しいバンパー部分に透明のカバーを設置し、車椅子の使用状況を確認して安全に使用できるかを入念に点検しました。

メンバーらは、車椅子メーカーが作成した点検ガイドを参考にしながら、作業工程ごとに点検すべき部分や注意事項を確認。複数の工具を駆使して、慎重な手つきで作業を進め、2~3人に分かれ、各グループ1台ずつ整備を担当しました。各グループとも作業開始から約2時間かけてメンテナンスが完了しました。

同団体で広報担当を務める市川陽菜さん(4年)は、「細かい作業の連続で、手の感覚で微調整を繰り返しながらメンテナンスを行いました。スポーツ用車椅子の整備は初めてでしたが、より多くのユーザーさんに快適に使用していただけるよう経験を積み重ねて、作業スピードを上げていきたいです」と話しました。

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