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リハビリテーション学科 理学療法学専攻

2021.9.16

卒業生 江角駿さん(小澤ゼミ)が「コ・メディカル形態機能学会 第19回学術集会」で学会優秀賞を受賞しました。

卒業生 江角駿さん(小澤ゼミ)が「コ・メディカル形態機能学会 第19回学術集会」で学会優秀賞を受賞しました。

昨年度、本学(小澤ゼミ)を卒業した江角駿さん(現・広島大学大学院所属)が、卒業研究の内容を「コ・メディカル形態機能学会 第19回学術集会」(9/11)で口演し、学会優秀賞を受賞しました。

タイトル:「成長期ラット寛骨臼形態形成における後肢懸垂の影響」
発表者:江角駿1)、岩澤樹公也2)、前野巧磨3)、金口瑛典4)、小澤淳也4)、岩本義隆1)、高橋真1)
1) 広島大学大学院 医系科学研究科
2)因島医師会病院 リハビリテーション科
3)国立病院機構 鳥取医療センター リハビリテーション科
4)広島国際大学総合リハビリテーション学部

内容
「周産期における股関節の不適切な肢位や過少なメカニカルストレスは、股関節の正常な骨形成を阻害し、寛骨臼蓋形成不全や変形性股関節症を誘発することが知られる。一方、周産期以降(歩行開始後)のメカニカルストレスが股関節形成に及ぼす役割は不明であった。本研究では、若齢ラットを使用し、免荷によるメカニカルストレス減少が、寛骨臼形態形成に及ぼす影響を調べた。その結果、成長期の免荷により、寛骨臼幾何学形態(サイズや寛骨臼捻転角)において、臼蓋形成不全と類似した特徴が誘発され、寛骨臼のY状軟骨の基質合成(プロテオグリカン染色性)は低下した。成長期における不十分なメカニカルストレスは、寛骨臼形態形成を阻害することから、子どもの頃からの十分な運動が、健康的な股関節を作り、将来の股関節の病気を予防することに役立つかもしれない。」

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