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リハビリテーション学科 理学療法学専攻

2022.5.19

「Physiological Research」に金口瑛典助教らの論文掲載が決まりました。

「Physiological Research」に金口瑛典助教らの論文掲載が決まりました。

 

タイトル:Low-level laser therapy attenuates arthrogenic contracture induced by anterior cruciate ligament reconstruction surgery in rats(低反応レベルレーザーはラット前十字靭帯再建術に誘導される関節性拘縮を軽減する)

 

掲載紙:Physiological Research

 

著者:Akinori Kaneguchi, Junya Ozawa, Kengo Minamimoto, Kaoru Yamaoka

 

論文の概要:膝前十字靭帯(以下、ACL)再建後にはしばしば関節拘縮(関節可動域制限)が生じますが、効果的な治療法は確立されていません。関節包など関節構成体の線維化である関節線維症は、ACL再建後の関節拘縮の主な原因であり、術後の炎症が発症の引き金になると考えられています。本研究では、抗炎症作用を持つ物理療法の一つである低反応レベルレーザー治療(以下LLLT)により、ACL再建後の関節拘縮を軽減できるかどうか調査しました。ラットACL再建後、LLLTを1日120秒間行うと、関節包の炎症や線維化が抑制され、関節拘縮が軽減することを明らかにしました。本研究の結果は、LLLTがACL再建後の関節拘縮に対する効果的な治療法となる可能性を示唆します。

 

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