Topics
タイトル：Not only muscle mass but also muscle quality is associated with knee extension muscle strength in patients with hip fractures
掲載誌：Archives of Osteoporosis
著者：Takuya Umehara, Akinori Kaneguchi, Keita Watanabe, Nobuhisa Katayama, Hidefumi Teramoto, Daisuke Kuwahara, Ryo Kaneyashiki, Toshiyuki Mizuno, Nobuhiro Kito, Masayuki Kakehashi
論文の概要：本研究は、術後6ヶ月頃の大腿骨近位部骨折患者における術側と非術側の膝伸展筋力と筋質であるPhase angle（PhA）との関連性を調査することを目的とした。 階層的重回帰分析の結果、術側の膝伸展筋力には、年齢、性別、BMIから独立してSMIと術側PhAが関連していた。 非術側の膝伸展筋力には、年齢、性別、BMIから独立して非術側の片脚立位の姿勢制御、SMIと非術側PhAが関連していた。 本研究の結果は、術後6ヶ月頃の大腿骨近位部骨折患者の術側と非術側の膝伸展筋力低下には、骨格筋量の低下だけでなく、PhAの低下に特徴づけられる筋質の悪化も関与することを示唆する。 そのため、術後6ヶ月頃の大腿骨近位部骨折患者の筋力を改善するためには、筋量だけでなく筋質も改善する必要がある。
