People

結果を出す指導力
Teaching Skills

救急救命士 (准教授)
西 大樹

現場で即戦力となる救急救命士の育成が目標

私は、消防職に23年間、うち17年間を救急救命士として救急業務に従事していました。救えた命・救えなかった命を数多く経験し、救急救命士の将来を担う多くの若者に自分のすべてを託そうと考えたのが教員を志した理由です。

救急救命士を育成するにあたり実践すべき教育は2つあると考えています。一つは、いかに実際の救急現場に近い体験を学生に与えることができるかということ、もう一つは、体験により生じた課題に気付き、その課題を抽出・解決していく能力の必要性です。どれだけ質の高い教育を提供したとしても、実体験に勝る教育はなく、体験型教育でしか得ることができない経験が多く存在します。また、体験型教育を取り入れることにより、個人またはチームで考え、判断・行動する能力を養うことができるとともに、そこで生じた課題を適切に抽出し、その解決策について考える思考回路を養うことができると考えます。

また、長く救急救命士を務め私が強く感じていることは、傷病者に寄り添うことができる人間性が重要です。体験型教育の実践、学生の問題解決能力の向上に加え、私が長く消防職、救急救命士を務め経験した多くのことを伝え、次世代を担う人間性の高い救急救命士を育成していきたいと考えています。

2024.4.16

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