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診療放射線学科2023.11.21

令和5年度第1種放射線取扱主任者試験に、現役学生20名が合格!

令和5年11月6日(月)、官報にて令和5年度放射線取扱主任者試験の合格発表があり、診療放射線学科学生20名(2年生:1名、3年生:15名、4年生:4名)が第1種放射線取扱主任者試験に合格しました。

放射線取扱主任者試験は、「放射性同位元素等の規制に関する法律」第34条に基づいて原子力規制委員会(または登録試験機関)が毎年実施する国家試験で、この試験に合格し、指定の講習を終了した者に原子力規制委会から放射線取扱主任者免状が交付されます。

在学中に受験することができますが、例年の全国合格率は30%前後と国家試験の中でも特に難易度が高い試験として有名です。

今年度の第1種試験は令和5年8月23日・24日の2日間にわたって実施され、診療放射線学科では毎年受験者を対象にした約2週間の夏期直前集中ゼミを実施しています。

昨年度に続き今年度もゼミ受講生が、成果を出してくれました。

本学現役学生の実受験者数に対する合格率は50%前後と見込まれ、現役合格者数、合格率ともにとても優秀な成績といえます。

今回、晴れて合格を果たした診療放射線学科3年生の繁野さんは、「正課外ゼミを始め、受講生全員で頑張ることで、高いモチベーションを維持し続けることができ、無事試験に合格することができた。今回の合格体験は自信に繋がり、更なる資格取得を視野に入れるとともに、様々なことにチャレンジしていきたい。」とのことでした。

 

○試験対策を担当する岩元教授のコメント

例年4月から毎週1回程度の1種受験対策に特化した正課外ゼミを行い、さらに8月の受験直前には2週間程度の夏期集中特訓ゼミを行っています。今年度は3年生の受講希望者が例年に比べて特に多く、参加した多くのみなさんが最後まで諦めずによく頑張って、特訓の成果を出してくれました。この努力を糧にしてさらに実り多き大学生活を送ってほしいと思います。

 

○第1種放射線取扱主任者を取得するメリットとは!?

第1種放射線取扱主任者免状を有する者は、放射線を利用するあらゆる施設で主任者に選任できる資格ですが、放射線利用の現場で働く社会人でさえ合格が難しい難関国家試験として有名で、学生時代に取得するのはとても難しいとされています。一方で、診療放射線学科の学生は国の指定する大学を卒業して「診療放射線技師国家試験」を受験することができますが、大学在学中に第1種試験を合格して資格を取得すれば、学生時代に放射線管理の実務に関する専門知識を修得したことの証にもなり、ダブルライセンスの観点からも診療放射線技師としての就職活動にも有利なる可能性が高くなります。

なお、放射線取扱主任者試験の合格率推移や受験データ等に関する詳細情報については是非、下記のホームページを参照してください。

公益財団法人 原子力安全技術センター https://www.nustec.or.jp/

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